老後のための資産形成は今あるものを知ることから

こんにちは。新NISAが始まることもあり、投資に関する話題が増えてきましたね。また増税、社会保険料増額など目下の負担から老後資金の心配まで、お金の話題はいろいろ。

そんな中で、今回は老後に対して何をしていけばいいのかを考えていきましょう。

まず今、自分の手元に何があるかを知る

いきなり投資でお金を増やそうとしてもうまくいきません。増やしたい気持ちはよくわかりますが。

まずは現状把握から始めましょう。

現金

一つは現金。これは自分で最も把握しているものでしょう。銀行口座、また今どきタンス預金なんてのがあるかわかりませんが(うちにはタンスもありません)、とにかく現金がいくらあるか。それがないから困っているんだという人もおられそうですが、とにかくここから把握していきましょう。

老後の資産(年金)

次に公的年金です。会社員なら厚生年金保険料、自営業等なら国民年金保険料を払っているはずです。払っているばかりで将来いくらもらえるかを考えたことがある人は少ないかもしれません。

もらえる年金額は「ねんきんネット」で調べられます。年に一度通知があるねんきん定期便を元にログインできます。

これが意外と大きくて、国民年金の老齢基礎年金はしっかり収めれば年額795,000円(2023年度)、月額にして66,250円がもらえることになっています。これが終身だから、65歳以降100歳まで生きれば35年、約2,800万円分もの保険をかけていることになります。多くの人はまだまだ掛金を支払い続ける立場だと思いますが、意外と「貯めている」感じがしませんか(制度的には「貯めている」わけではないのですが)。

会社員の(老齢)厚生年金は収入によってもらえる額が異なりますが、平均では年額約1,740,000円、月額で145,000円だそうです。国民年金と合わせたら月額で約21万円です。実は今、日々働いているだけで将来のためにこれだけ確保しているわけです。月21万円で十分かは人によりますが、「老後のための資産」を考えてみると意外とあると思いませんか。

さらに、退職金がある企業に勤めていたら定年時に相当の金額がもらえます。会社規模、業界等によって異なりますが、一社に勤め続けたら1,000〜2,000万円くらいでしょうか。

「今の生活をしているだけで貯まっている資産」を考えてもこれだけあります。もちろん給与収入の額、企業の制度など個人差はありますが、ゼロではないのです。今すぐは使えないけど資産がこれだけある、というのは将来の安心材料になるのではないでしょうか。

今と将来の稼げる額を考える

投資などで資産を増やすのはあくまで余剰資金で、と私は考えています。資産を増やす、現金を増やすのに最も手っ取り早く手堅いのは、やはり働くことです。

前述の厚生年金は、収入に応じて将来の年金額が変わってきます。収入が高いほうが今払う保険料も高いけど、もらえる額も高い。年金による老後資金の確保を考えたら収入を上げるのが手っ取り早いわけです(年金制度の維持、保険料の額が適正かなどは置いておいて)。

もちろん、収入が多ければ余剰分(可処分所得)も多くなるはずで、投資にも回しやすくなります。

そう考えると、今どれだけ稼いでいるか、そして将来どれだけ稼げるかは資産形成上とても大きなウエイトを占めます。当たり前のようですが、重要です。

収入をあげる方法はまた別にお伝えしたいと思いますが、まずは今の仕事を続けることで今後どうなっていくか、想像してみてはいかがでしょうか。

必要な金額を考えて適切な資産形成をしましょう

ここまで見てきたように、老後資金はある程度確保できているとも言えますよね。

とすれば、あと考えるべきは「今と今後」必要な金額の確保ということになります。これは結婚、育児・教育、住宅、自動車、レジャーなどが考えられます。人生設計、やりたいこと、欲しいものによるので必要な額は個々人で異なります。

老後は誰もが訪れるライフイベントですが、現役時のイベントは人により様々です。自分がそのイベントを迎えるつもりか、それはどんなものにしたいのか。その価値観を考えていけば、必要な資産は見えてきます。

不安だ、お金はいくらあっても困らない、などと考えているとお金というものは際限なく必要に思えてきます。まずは自分に何があるか、自分にとって何が必要かを考えてみましょう。意外と気が楽になります。

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