私が考える「キャリア」とその支援

こんにちは。みなさんは「キャリア」と聞いて何を思い浮かべますか? スキル? 経験? 人によっては人生と答えるかもしれません。実際のところ曖昧で、解釈は人によって異なる言葉だと思います。

ここでは、私が考えるキャリアとその支援についてお伝えします。

キャリアという言葉の意味

キャリアはまず時間の視点でいくつかに分けられます。

  • これまでの経歴=過去
  • 今何ができるか=現在
  • 将来どうありたいか=未来

私は基本的には未来に焦点を当てたいと思っています。過去はもう変えられないし、現在は過去の結果で、これも変えにくい。でも未来はこれから創っていけます。それなら、希望する未来に向かって、過去と現在を使って何をするかを考えましょう。

※過去や現在についても、解釈や認識を変えることで意味が変わるということはありますので大事にしたいものです。

もう一つの視点が、キャリアという言葉の範囲です。

  • 仕事(本業)に関すること
  • 仕事もプライベートも含む、自分の人生全体のこと

この二つの間には、副業、結婚、育児、介護、趣味、自己研鑽、健康など様々なことがあります。キャリアという言葉は、これらをどこまで含めるかというグラデーションになっているわけです。

私は、キャリアを人生全体ととらえたいと思っています。仕事はもちろん、趣味や健康をも含んだプライベート、自分が関わるすべてのことです。

キャリアとは自由の中で選択すること

ここで、キャリアという言葉に含まれる意味をまとめてみると、

  • 今の自分に何ができるかを整理する(過去と現在)
  • 実現したい未来を知る
  • そのために何をしたらいいか決める
  • その他にしなければならないこと、したいことを考える

ということになります。

そして、これらを考えるときに私が最も大事だと思うのが、「自由の中で選択する」という視点です。

まず「選択」について。

人は全員平等に一日24時間を持っています。これが毎日繰り返されるわけですが、その時間をどう使うかが「選択」です。

  • とにかく仕事で成果を出したい、成長したい。だから24時間すべてを仕事と自己研鑽に使おう。
  • テニスが大好き。だから体力維持に平日も運動したいし、週末は練習や試合に通いたい。それなら仕事は早く終わらせてその時間をつくろう。
  • 家族第一。今は育児に時間を使いたいし、教育費は潤沢に用意したい。ならば土日は休みにして、仕事は必要な収入が得られるものにしよう。

24時間のうちどのくらいを何に使うか。これを意識的に選ぶことが大切です。

次に「自由」について。

本来、みんな「自由」です。どんな職業に就くか、一日のうちどのくらい働くか、そして何をしていくかは選べます。

でもこの「自由」はなかなか難しい。

生活のためには仕事をして稼がなくてはならない。働く時間が長ければやりたいことをする時間がない、短ければ収入が少ない。仕事は選べるとはいえ、スキルが必要な場合もある。やりたいからできる、というわけではない。

何にどのくらい時間を使うか、必要な収入はどの程度か、必要なスキルは何か。自由な環境をつくるために考えることがあります。

こうしてつくった自由の中で、自分のやりたいことに向かって必要な選択をする。これが大切です。

キャリアを一人で考えることは難しいかもしれない

でも、こうした戦略を一人で考えるのは難しいことです。

よく「自分のやりたいことがわからない」と聞きます。実際、一人で悶々と考えてもなかなか見つかりません。それは自分の奥底の、無意識の中にあるかもしれないし、今まで自分が経験したことがない何かかもしれません。

キャリアコンサルタントとしての私は、これを一緒に考えて、相談者のキャリアの実現を手伝いたいと考えています。

自分が何を実現したいかを知る。そのために必要な自由を得て、何をすればいいかを的確に選択していく。これができるようになれば、毎日が楽しく、あるいは平穏になるはずです。

「自由の中で選択する」ことでつくっていく日々とキャリア。それが一人ひとりの人生の充実につながっていくことを願っています。

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